プログラム
2017年10月10日(火)
人工知能は長らくアカデミアの世界における研究対象でしたが、昨今のDeep Learning等によるブレークスルーにより、企業があらゆる分野のビジネスに適用するようになってきました。
初日は、最先端の人工知能技術が活用されている事例を紹介し、現在の人工知能の可能性と限界、そしてビジネスと社会に与えるインパクトを紐解いていきます。
(※講演はすべて同時通訳が入ります。)
Day 1 – 現代の人工知能テクノロジー | |
9:00 – 10:00 | 開場 / 受付 / コーヒーサービス |
10:00 – 10:10 | 挨拶とイントロ 國吉 康夫(東京大学・次世代知能科学研究センター センター長) |
10:10 – 11:00 | 【Day 1-1】キーノート レクチャー
司会 國吉 康夫(東京大学・次世代知能科学研究センター センター長) |
11:00 – 11:30 | 【Day 1-2】 最先端の人工知能の応用:ビジネスでの事例1
人工知能技術がビジネスにおいてどのように活用されているのか、事例を通して見ていきます。 司会 堀川 優紀子(ATR 知能ロボティクス研究所 ) |
11:30 – 12:30 | 【Day 1-3】最先端の人工知能の応用:クリエイティブAI
近年、音楽創作、絵画、デザインや、物語を描くシステムをはじめ、創造的な作業を行う人工知能システムに関する研究が盛んに行われています。このセッションでは、創造的な人工知能システムを利用することで、人間は創造性を高めたり、誰もが創造的なことができるようになる時代がくるのかについて見ていきます。 司会 池上 高志(東京大学教授) |
12:30 – 14:00 | 休憩(ランチ)/ 三宅陽一郎氏サイン会(12:30 – 13:00) |
14:00 – 14:45 | 【Day 1-4】キーノート レクチャー
司会 金井 良太(アラヤ 創業者・代表取締役) |
14:45 – 15:30 | 【Day 1-5】最先端の人工知能の応用:ビジネスでの事例2
人工知能技術がビジネスにおいてどのように活用されているのか、事例を通して見ていきます。 司会 堀川 優紀子(ATR 知能ロボティクス研究所 ) |
15:30 – 16:00 | 休憩(コーヒーブレーク) |
16:00 – 17:00 | 【Day 1-6】特別セッション:人工知能ベンチャーへの投資 |
GBの人工知能分野における投資と日本のスタートアップエコシステムの現状
講演者 上前田 直樹 (グローバル・ブレイン AI・サイバーセキュリティ パートナー) パネルディスカッション: 投資家としての倫理観 このパネルディスカッションでは、AIスタートアップを投資家の視点からどのように見て、評価する際に倫理的価値観をどのように織り込んでいくのかを議論します。また、AI技術への社会の反応についても、投資家の視点から議論します。 モデレータ 上前田 直樹(グローバルブレイン AI・サイバーセキュリティ パートナー) |
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17:00 – 18:00 | 【Day 1-7】次世代のAIテクノロジー
このセッションでは、今後開発されるであろう未来の人工知能技術について考えます。 身体化された認知エージェントは、人間が認知課題を遂行することを助けるかもしれません。ゲーム環境でのAIは、自律性を獲得するかもしれません。このような未来のAI技術開発において、意識や心といったものは生まれてくるのでしょうか。そして、未来のAI技術は人間社会をどのように変えていくのか。 司会 Nicholas Guttenberg(アラヤ データサイエンスマネージャー) |
2017年10月11日(水)
世界を見渡せば、産業界と学会の連携が進み、人工知能技術はこれまでにないペースで進化しています。我々の生活と社会に抜本的な変化をもたらす、次世代の人工知能技術とはどのようなものでしょうか?人工知能が意識を持ち、自発的な行動をとるような世界は訪れるのでしょうか?2日目は、次世代の人工知能技術について、また将来それが実現したときに社会に与える懸念と期待・恩恵について考えます。
(※講演はすべて同時通訳が入ります。)
Day 2 – 未来への展望 | |
9:00 – 10:00 | 開場 / 受付 / コーヒーサービス |
10:00 – 10:20 | 【Day 2-1】キーノート レクチャー
司会 金井 良太(アラヤ 創業者・代表取締役) |
10:20 – 11:40 | 【Day 2-2】汎用人工知能の現状
このセッションでは、これから人類が人工知能の能力を向上させていく道筋について考え、社会にどのようなパラダイムの転換が引き起こされるのかについて考察します。そして、汎用人工知能を使うことで、人類にとって有益な未来を実現していくには何が大事なのかを議論します。AIが社会に浸透していく過程で、人間性の欠如などの課題はあるが、AIは同時に新たな機会をもたらします。このセッションでは、思いやりのあるロボットから道徳の問題や生きることの価値に対する考え方の再評価など、さまざまな視点からAIが社会にもたらす新しい可能性について探ります。 司会 Olga Afanasjeva (GoodAI COO) |
11:40 – 12:30 | 【Day 2-3】パネルディスカッション:ブレークスルーが期待される次世代AI
近年、深層学習システムは、 機械では解くことが難しいと考えられてきた、囲碁、顔認識、運転のような領域において人間の能力を上回ってきている。現在の人工知能研究では、さらに内発的動機や自己モデリングなど、これまで人間特有の能力だと考えられてきたような機能を加え始めている。このような機能には、どのような工学的利点があるのか。これらの新しい機能を持つことには、どんな問題やトレードオフが伴うのか。人工知能をさらに発展させるには、物理的な身体や、ある種の意識のようなものは必要になるのだろうか。A.I.システムはH.I.(ヒューマンインテリジェンス)に似ている必要があるのか、あるいはより一般化された知能の形式が見つかるのだろうか。本セッションでは、このような次世代の人工知能がどのようなものであるかについて議論する。 モデレータ George Musser(Scientific American / Nautilus) |
12:30 – 14:00 | 休憩(ランチ)/ Hod Lipson氏サイン会(12:30 – 13:00) |
<CFI特別セッション:人工知能への社会へのインパクト> | |
14:00 – 15:15 | 【Day 2-4】セッション1:今考えるべき問題と社会へのインパクト
人工知能のもたらす短期的視点での社会的インパクトはなにか。 |
15:15 – 16:30 | 【Day 2-5】セッション2:長期的視点で考えるべき社会へのインパクト
人工知能は人間のありかたを如何に変えてしまうのか。人工知能の恩恵を最大限活かすためには何をするべきか。 |
16:30 – 17:00 | 休憩(コーヒーブレーク) |
17:00 – 18:30 | 【Day 2-6】セッション3:ベネフィシャルAIに向けて
人工知能を人類のために活かす「ベネフィシャルAI」に向けて、多様なステイクホルダー間の信頼関係と協力体制をいかにして構築していくか。 |